オープンi.school Day-3:日々を豊かにする、ものの新しい見方に行っ

2月7日の話だから、大分前のはなしになってしまうけれど、i.schoolのイベントに参加してきました。

i.schoolとは?

イノベーションの学校。東京大学 i.school
http://ischool.t.u-tokyo.ac.jp/

私が参加したのは、「それ」を決めて、つくる。という、身近にあるもののデザインを考えるWSです。
ファシリテーター:太刀川英輔/NOSIGNER でした。
以下時系列に沿って、なにをしたのか、という話をします。
自分のとっていたメモと、記憶だよりなので、多少間違い等あってもご了承ください><

デザインしたいものを10個探してくる。

なんかムカつく、なんかカッコ悪い、と思ったものを探す。

とう言うわけで、開始ものの5分くらいで、外に出て自分で探してきてね☆というタイムになりました。
うちのグループは3人(後で人が増えて5人になった)で、とりあえず外に出て、何かを探し始めました。
以下、自分がきになったこと。
1. 区の掲示
 バス停
 ゴミ捨て場
 道路の段差
 下水の蓋
 タイル
 ガードレール
 車止め
 車のスピード止め
 レストランのマット
 外灯
 大学の案内
 ガラス壁(ぶつかる)
 かばん
 ばんそうこう

その他、他のメンバーが持ち寄った、変えたい物、を付きあわせて、今日なにを作るか、を考えます。
ここで、アドバイスとしてあったのは可能性はあるけど、変え方が分からないもの、わくわくするもの、歴史が変わるものを選んでね、と言われました。

全体に、チームが決めた「それ」をシェアする。

今決めた問題を要素に分解して、なぜそれがそうなったかを考える。通常の解決法、形。

お昼を挟んで、午後はコンセプトを出していく時間です。
あたり前の「それ」のことは忘れる。
結果的に出てきたアウトプットはそのものじゃなくていいって言われました。

うちの班は何にするか決まらなかったので、お昼ごはんを食べながら何にするかを考えました。
結局「お墓」に決まりましたw

ここで、ファシリテーターから秘技の紹介です。

秘技1 目に移るものを「それ」に変換する
→指みたいなペンとか
秘技2 「それ」となにかをどんどん足してアイデアを考えてみよう。
秘技3 「それ」にある要素をなくしてみよう。
秘技4 「それ」の大きさを変えて他のものになるか考えてみよう。
→巨大なペンでカヌー、小さなペンを爪にはめる。

ここでは、秘技1個1個に10分程度時間をもらって、例えば、「電気のようなお墓」「墓+大学」「悲しみのないお墓」などなど、そういったアイデアを10個以上出しました。

それを持って、後半戦です。

  1. 後半戦
    1. 「それ」を選べ

チームの中でアイデアを出しあって、1位、2位、3位のいいアイデアをえらぼう。
イデアは融合する。
いいアイデアほど他のアイデアとひゅっとくっつく
いいデザインというのは、記号が少なくて関係性が多いもの。

  • 自分がそれがいいって思う、納得する。
  • 自分がプロだと思って話す(用語とか)
  • そのアイデアが良いと思う理由はがんじがらめ、それをばらしたりする。

出たアイデアを見ていいね、と思うのを抽出して、じゃぁどんなお墓がいいのかな?というのを話し合いました。
これが意外と難しい…中々固定観念から抜けられていないなぁと思いました。

「お墓」という実体にこだわるべきか、そもそもお墓のお墓たる所以とは?みたいな話をし、実際に近くのお墓を観に行ったりした結果、「会いに行くツアー」といった形で、亡くなった人が生前見た景色を見に行って悼むという案になりました。

うーん、議論を上手く進められなかったなぁと思います。
全員のアイデアを受け入れることはできないんだけど、みんなの方向性が違う場合に、マイノリティなアイデアをどうするのか、自分の意見ばかり通していいのか、という点で、ディスカッションに問題が残ったなあと思いました。

最後に、ファシリテーターの方から一言。

世の中のほとんどは疑う余地のあるもので、変えられるものだ。

常識を疑う、覆すというのは、言うほど簡単なことではないことを痛感しました。
しかし1月近く前のイベントなので、詳細忘れてしまっている(汗
今度から記録はもっと早く書かないとダメですね。反省。

とっても楽しかったし、勉強になりました。
WSもある種の場のデザインだと思うので、その辺もちゃんと考えてみたいなぁ。